昨日・今日・明日

 

過去にしたこと、今していること、これからすること

昔むかしお寺は学校であり、劇場であり、病院であり……。今とは違う機能を持っていました。もう一度、そんな姿に近づきたいと思っているから、年中行事もいろいろです。過去の行事、これからの行事をご紹介します。壇家以外でも参加できます。お問い合わせください。



院長写真

 


れぽーと

H28.9.19 彼岸法要後 バイソン片山トリオでジャズ

平成28年9月19日(月曜日・敬老の日)
彼岸法要後 バイソン片山トリオでジャズ ぷろぐらむ

1-「枯葉」 Autumn Leaves     シャンソンの名曲
2-「二人でお茶を」Tea for Two 1925年のヒット・ソング
3-「ひまわり」SUNFLOWER   1970年公開の合作映画の主題歌
4-「テイク・ファイブ」TAKE FIVE ポール・デスモンド作曲
5-「やさしく歌って」(Killing Me Softly with His Song)
6-イパネマの娘   ブラジルのアントニオ・カルロス・ジョビン作曲(1962年)
7-スマイル」Smile   チャップリンの映画『モダン・タイムス 』(1936年)
8-キャラバン(Caravan)  デューク・エリントン
 
バイソン片山といっても生粋の日本人です。東北は気仙沼生まれです。気仙沼生まれの片山と聞いて思い出してくれる人がいたらうれしいのですが、四年前にカッサバと称して音楽説法をしてくださったのが気仙沼市・地福寺住職の片山秀光師。師の弟さんがバイソン片山。寺の本堂にジャズドラムが響きました。近いうちに、機会をつくります。

 




H28.9.22 彼岸法要後 津軽三味線 佐藤通弘

プログラム

1 津軽じょんがら節
2 津軽温度
3 津軽三下り
4 十三の砂山
5 黒石よされ節
6 夏 宵祭り



不順な秋ですが、穏やかな秋彼岸の22日。法要後津軽三味線をききました。いつも記録用に写真を何枚か撮るのですが、今回は数枚ではなくて、何十枚にもなりました。なぜなのか。バチさばきが早すぎて連写モードにしないとぶれてしまうのです。その中の一枚をご紹介しました。これまで、いろいろな方にいろいろな楽器やお話しをしていただいたけれど、聴衆がもっとも引き込まれたものの一つではないでしょうか。一つ足りなかったとしたら、「日本一」とか「よー、」とか掛け声があればよかった。でも、あれは間合いが難しいですね。次回までに掛け声の練習をしておきます。


H27.3.15 彼岸法要後 松岩寺の本堂にストラディヴァリウスが響く


天満敦子ヴァイオリンコンサート

プログラム

アルマンド J.S.バッハ           鳥の歌 カタロニア民謡(P.カザルス編曲)
タイスの瞑想曲 F.マスネ           シチリアーノ G.フォーレ
祈り E.ブロッホ               ホーム・スイート・ホーム H.ビショップ
古謡 竹内邦光                 中国地方の子守歌 山田耕筰(和田薫編曲)
落葉松 小林秀雄                望郷のバラード C.ボルムベスク              ジュピター G.ホルスト




 天満敦子著『わが心の歌』(文藝春秋刊)の帯には「この国にこんなヴァイオリニストがいたのか」とあります。『わが心の歌』が出版されたのは平成十二年。初版を買い求めて数ページ読んだだけで、それから長きにわたって本棚でほこりをかぶったままになっていました。どういうことかと白状すると、平成十年七月から一年間、朝日新聞に芥川賞作家・高樹のぶ子さんが『百年の預言』という小説を連載した。その主人公のモデルが天満敦子さん。天満敦子さんと面識がある義母から、
「すごい人気ね。お寺で天満さんに演奏してもらいなさい」
と言われて参考資料に求めたけれど、クラシック音楽界では、「事件」ともいえるほど売れている人気者を呼ぶなんて無理!と思って気がすすまず、著書も読みかけでほっといたわけ。
 それから十数年。彼岸法要の後に落語やったり音楽をやったりして、楽しみに来てくれる人も増えて、そろそろ天満さんを呼んでも失礼にならないかなと思って、満を持して三月十五日に予定がとれた。そこで、読んだのが『わが心の歌』というわけです。
 この本、〈望郷のバラード〉という曲との出会いをとおして、天満さんのそれまでをふりかえっています。その曲との出会いが格好良すぎるんです。キーワードをあげれば、亡命・革命・ウィーンの外交官、それにヴァイオリニストが偶然で結びつく。まるで、小説みたい。だから、作家が前述の『百年の預言』を書いたのです。ただし、「モデルは天満敦子で、行為は高樹のぶ子」とのこと。つまり、小説だから事実とは異なる部分も多い。詳しく書くには紙面が小さすぎるので、手もとにあるCDの解説の一節を引用します。
「人の運命を決めるのは〈巡り会い〉である。彼女は〈人〉と巡り会い、〈曲〉と巡り会った。そして、幸運を招き寄せた。しかし、この曲を広めたのは天満敦子その人であると言いたい」
 松岩寺の本堂に、ストラディヴァリウスが響きました。


H26.9.23 彼岸法要後 落語一席 柳家喬の字


昨秋は、柳家さん喬師匠の落語「井戸の茶碗」をきいた彼岸法要でした。その時、前座をつとめるはずだった喬の字さんが、高速道路の渋滞に巻き込まれて、お師匠さんだけは新幹線で駆けつけたけれど、間に合わなかったので昨年のリベンジ寄席です。



〈住職感想〉お師匠さんの時も感じましたが、やはり鍛錬された声のすばらしさです。高座にはマイクをおいておいたのですが、喬の字さん曰く、「スイッチは切っておいてください」。なぜなら下手にボリュームをあげられると声がわれて聞きにくいとの事。さて、噺をはじまると、80名ほどの聴衆の隅から隅までずずーっと声が通る。住職も毎朝、きちんと朝課をして、声を鍛えなくては。


H25.9.21 彼岸法要後 落語一席 柳家さん喬

「井戸の茶碗」

さん喬師匠自己PR

落語を演じる事により、お客様と同様の場面・人物を創り上げそれを、より楽しく面白く聴いていただけるように心がけております。落語のライブの楽しさと落語美学の素晴らしさをお客様と共有出来るような噺家でありたいと思っております。

 

 

H25.3.20 彼岸法要後 電子楽器ウダー


 電子楽器ウダーの存在を知ったのは昨年の秋でした。さっそく、ウダー公式ホームページをたよりに、寺での演奏をお願いして快諾を得たのは、晩秋になってから。そして、年が明けて節分が過ぎた二月初旬、わざわざ下見にきてくれました。
 約束した時間の数十分前に山門に和服を着た若い男の人が立っています。宇田道信さんです。本堂にお通しすると、手にした小粋な風呂敷に包まれた桐箱を取り出しました。自家製スピーカーです。
 着流しに羽織りをまとった姿に風呂敷と桐箱。そしてカメラの望遠レンズのような直径10センチで長さ20センチほどの物体から発する繊細な電子音。それを操作するのは、坊主頭の年齢不詳の青年。桐箱は御徒町の「箱義」の特注品だという。電子楽器と和服と東京・下町の老舗の技。和服の由来を尋ねると、「去年の暮れからふと着たくなったので、買いそろえた」とのこと。奇妙な取り合わせです。
 電子楽器と聞くと、人工的なものを想像するけれど、製作者・宇田道信氏の生き方と人間性そのものがウダーでした。


» 続きを読む