「一切の生きとし生けるものは 、幸福であれ安穏であれ安楽であれ」 スッタニパータより
新年のことばは、仏教の青春時代の経典『スッタニパータ』からとりました。くわしくはここ(gooブログに移動します)
2月はお釈迦さまが入滅された涅槃会(二月十五日)の月です。だから、基本にもどって仏教徒の四つの誓いのことば(四弘誓願)です。原文では工夫がないから詩人の伊藤比呂美さんの現代語訳をご紹介しましたが、意外にも作家の村上春樹さんも翻訳していました。くわしくはここ (gooブログに移ります)。
3月は彼岸の月です。ところで、彼岸ってナニ?玄侑宗久師の独特な彼岸の定義と大歌人のちょっと複雑だった年の彼岸のうたを紹介します。ここ(gooブログに移動します)
釈尊降誕会にふさわしい言葉を経典から引用してもつまらない。禅の語録ではショッキングすぎる。俳句では似合わない。それで、探しあてたのが明治41年に作られた『花まつり行進曲』の一節。ちょっと愉快な一節です。ここ(gooブログに移動します)
石垣りんの詩から、栄西禅師の『興禅護国論』に紹介されているエピソードに思いをはせます。ここ(Gooブログに移動します)
池上彰氏のお気に入りと思われる小泉信三の名言と、江戸時代の禅僧・白隠禅師のことば。ここ(Gooブログに移動します)
今年250年遠忌を迎えた白隠禅師のお師匠さまのことば。「楽しいこともまた一日だけと思えば耽ることはない」とはわかっているけれど止められないのが凡夫のようで。ここ(Gooブログへ移動します)
8月は月遅れのお盆です。お盆には「開甘露門」というお経をよみます。「開甘露門」の結句近くに普回向とよばれる一節があります。書き下せば「願わくはこの功徳を以て我らと衆生と皆共に仏道を成せんことを」となります。それだけではよくわからないので、超訳してみました。ここ(Gooブログへ移動します)
七月に続いて、正受老人の言葉です。正受老人は臨済宗中興の祖と仰がれる白隠禅師のお師匠さまです。でも、白隠は二十四歳で信州飯山の正受庵を後にして生涯再び訪れることはなかった。不思議ではないですか。ここ(Gooブログへ移動します)
使い古されて鮮度がおちた言葉を人気作家がリセットすると。ここ(Gooブログへ移動します)
鎌倉時代の明恵上人の絶唱です。くわしくはここ(gooブログに移動します)
新聞の投稿記事を読んで、宮沢賢治の「永訣の朝」を思い出しました。詳しくgooブログへ
本年最初の言葉は句自体ではなくて、それを知った過程から句とは別のことを学びました。結局のところ、人の言い伝えでなくて、この眼でみて確かめなければ本当のところはわからない。という予想外のことは、gooブログで
旅先で見た石碑の言葉から、森鴎外の『高瀬舟』に思いが跳んでしまいしまた、詳しくはgooブログで。
読売新聞「子供の詩」欄に掲載されていた詩ををよんで、丸谷才一氏が『国語教科書批判』で「子供に詩を書かせるな」と述べているのを思い出しました。詳しいことはgooブログで
お釈迦さまの降誕会によせた子規の俳句。4月8日は虚子忌でもあり、その五日後は啄木忌です。啄木忌の寺山修司の俳句もおまけに紹介しました。詳しいことはgooブログで
「人は口の中に斧をもって生まれてきている」という経典の一節があります。でも、今の人は「斧」といっても、電気ノコギリの親戚くらいにしか思わないから、怖さが伝わらないのではないだろか。詳しいことはgooブログで
鈴木大拙訳『因果の小車』という仏教説話からの一節が今月の言葉なのですが、この言葉が掲載されている本がなぜか、品切れになっています。難しい仏教の専門書がなぜ売れているのか。詳しくはgooブログで。
「日日是好日」という言葉と7月は関係があるのか。あるのです。詳しいことはgooブログで。
昨秋、新聞報道されてその存在が明らかになった詩の一部を紹介します。作者は映画監督の大島渚さんです。詳しくはgooぶろぐで
9月17日は敬老の日、ハッピーマンデーとやらで毎年変動するようになってから、少しばかり存在感が薄れた日にちなんで。百九歳まで生きた大西良慶和上のことばだから説得力がある?。詳しくはgooブログで
茨木のり子詩集『椅りかからず』の一節ですが、意外な本歌(もとうた)があります。くわしくはgooブログで
またまた、よく知られた禅語「日日是好日」のひみつに迫ります。詳しくはgooブログで
渥美清さんの俳号は風天。風天は古代インドの風の神さま。そして、禅の語録・『臨済録』にも出てくる言葉です。いったい寅さんは何歳まで風天をやっていて、臨済禅師も何歳まで風天だったのか。詳しくはgooブログで
やたらと「福」の字が目につくお正月に、幸福とは!詳しくは、gooブログで
2月15日は釈尊が亡くなった涅槃会です。涅槃会に関する画や句や歌はあまたあれど、芭蕉のこれは少しへそ曲がり。詳しくはgooブログで
「春の枝に花あり」。綺麗な詩句だけど、作者がほんとうに言いたかったのは、このフレーズではありませな。ほんとうに言いたかったのは。詳しくはgooブログで
4月8日は花まつり、お釈迦さまの誕生日です。お釈迦さまの生誕で有名な句といえば、「天上天下、唯我独尊」。この句の意味となると難しい。難しいけれど、てっとりばやく教えてくれる会津八一の歌をしりました。詳しくはgooブログで
10連休とかでどこかへ出かけるかたも多いでしょう。そこで「どこへも行かない」、どこへ行っても「たいして変わらない」という、へそまがりな言葉を五月のことばとしました。詳しくはgooブログで
梅雨6月のことばは、大徳寺開山・大灯国師の洒落た道歌をひとつ。詳しくはgooブログで
前月(6月)に大徳寺開山・大灯国師の「雨を衣に」の歌を紹介したら、金田一春彦著『ことばの歳時記』に春雨を題材した面白いウンチクがあると教えてくれた知人がいました。そこで、今月は「ことばの歳時記」に載っていた青田の俳句です。詳しくはgooブログで
松岩寺は八月盆です。お盆に蓮の花の和歌をかかげました。蓮は泥に生えて美しい花を咲かせる。人もそうありたい。でも、清らかな心の蓮なのに、なぜ露を宝玉のように見せるのか。と難癖をつける歌です。詳しくは、gooブログで
「感激ならば誰でもする」と言ったのは、白洲正子さんです。白洲次郎さんのよく知られたエピソードと正子氏の面白い逸話を紹介します。詳しくはgooブログで!
Eテレの幼児番組「シャキーン」で9月に流れていた「はるかなる世界」という歌は仏教の三昧を教えてくれる。そう、仏僧は思ってしまうのです。詳しくはgooブログで
11月に封切られる映画「マチネの終わりに」の原作にあることばと、この原作には聖書の一節と法華経の例え話がかくされている。という住職の独断の詳しいことはgooブログで
伝道掲示板の一年を振り返れば、前半は七五調が多くて、その反動から後半は長文の散文が多かった。で、今年最後の言葉は漢字で5文字。詳しくはgooブログで
初日の歌の作者は、上皇后さま。この歌が作られた背景をちょっと想像してみました。詳しくはgooブログで
釈尊の遺言として有名なのは「自らを灯とせよ。法を灯とせよ(自灯明、法灯明)」ですが、その半年前に語られたいう言葉を紹介します。詳しくはgooブログで
新型ウィルスの3月になってしまった、令和二年弥生のことばは、なぜか白隠禅師、どうしてか鑑真和上。くわしいことはgooブログで。
四月八日は釈尊降誕会の花まつり。花まつりのことばは金田一春彦氏の名著『ことばの歳時記』から、まるまる拝借してしまいました。詳しくはgooブログで
本当は、良寛さんの「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是ハこ災難をのがるる妙法にて候」にしようとおもったのだけど、ちときつすぎる。それで、見つけたのが現代の人気経済学者のことばでした。詳しくはgooブログで
幼名は金次郎、長じて尊徳とあがめられた二宮翁は戦前教育のシンボルとして、ある時はお手本としてもてはやされ、ある日を境にして、いまわしい時代の象徴にされてしまった不幸な人物です。「植木」を「薬」、「雑草」を「ウィルス」と読み替えてみると、きわめて今日的です。詳しくはgooブログで
巣ごもりで断捨離に精を出した方も多いでしょう。でも、捨てないのも「信頼の証」、というフレーズを小説にみつけました。詳しくはgooブログで
八月はお盆の月、鎮魂の月、慰霊の月だから、金子兜太の俳句です。詳しくはgooブログで
鎌倉時代の夢窓国師が鏡にたとえた絶妙の問答から。詳しくはgooブログで
少しわかりにくい10月の言葉だから、ぜひgooブログを見て!
諸法無我とも無我説ともいわれる仏教の根本を、仏教学者の佐々木閑先生がやさしく現代語訳してくれました。詳しくはgooブログで
時の流れが速いと思う人もいるし、遅いと感じる人もいるけれど、年末の言葉はこれできまり。詳しくはgooブログで。
仏教徒の誓願を素敵な現代語訳で紹介します。詳しくはgooブログで
涅槃のことばから、なぜか山田風太郎著『人間臨終図鑑』に話しがとび、関川夏央著『人間晩年図鑑』に着地します。詳しくはgooブログで
彼岸の起源は日想観だという。さて、日想観とは?詳しくはgooブログで
お釈迦さま降誕の月のことばは、ちょっと見ると不謹慎な句かも。でも、奧は深い。詳しくはgooブログで
ドイツの宗詩詩人の詩から、禅の老師の「花語らず」という絶唱を思い出す。詳しくはgooブログで
いろいろな売り物、買い物があるけれど、暴風雨ではなくて気持ちよい涼風を売っていたら、買いますか?詳しくはgooブログで
四百字詰め原稿用紙7枚の短い話題は、どれもこれも、独立した話しだから、どこから読んでも面白い。そして、おのおのの文を総括する名言名句を各項目の冒頭に掲げました。しばらくの間、伝道掲示板にも、『おうちで禅』のことばを紹介していきましょうか。いってみれば、「あとがき」の「あと」。詳しくはgooブログで。
令和3年7月15日に春陽堂書店から発売された『おうちで禅』より、お盆にふさわしい言葉を探したら、なぜか中島みゆきの『誕生』という歌に行きついてしまったいきさつはgooブログで
令和3年7月15日に春陽堂書店から発売された『おうちで禅』より、八木重吉の詩。便利な世になって、重吉の第一詩集の初版本がおうちで見られる。よくよく見たところ……。詳しくはgooブログで
中国は唐の時代の詩人、陶淵明は念仏の寺へ入門しようとするけれど、門前に建てられた「不許葷酒入山門(酒飲みは入っていけない)」の看板をみて、引き返したという。そんな詩人の名句をめぐって。詳しくはgooブログで
もみじの季節に良寛辞世の歌を。良寛辞世の「うらを見せおもてを見せてちるもみじ」は以前にご紹介したから、もう一つの辞世を。良寛さんはいったい幾つのわかれの歌を遺したのか。詳しいことはgooブログで
今年も、除夜の鐘はつけません。ところで、何で鐘をつくのか。そして、除夜の鐘は百八つくのは、煩悩を払うため?いやいや、ちがう。そんなことも教えてくれるのが『おうちで禅』。詳しくはgooブログで。
めでたい初夢は、初夢は一富士・二鷹・三なすび、なんだそうだ。江戸時代の有名な狂歌師がよんだ歌を掲げて、新しい年のはじまりとします。詳しくはgooブログで、
寒いけれど、季節はほのかに動いています。そんな二月の言葉は民芸に注目し新しい価値を見つけたた柳宗悦の詩集から。詳しくはgooブログで
お彼岸の3月の言葉は、『梁塵秘抄』からよく知られた一節です。現代語訳は、平安人が夢に抱いていた思いを重視すると、こうなるという住職訳。詳しくはgooブログで。
4月8日はお釈迦さまのお生まれになった降誕会。花まつりでせす。そこで、花にちなんだ禅の語録のことばへの、西村恵信師の解説を今月のことばとしました。詳しくはgooブログで
超宗教の専門新聞「中外日報」に拙書『おうちで禅』の書評がのりました。そこで「中外日報」の創刊者のことばを紹介して、そこから志賀直哉の『小僧の神様』のエピソードに話がとびます。詳しくはgooブログで。
「捨てる」が流行れば、その反動で「捨てない」が出てくるのは世のならい。でも、仏教は「捨てる」をテーマにしていたのでは!詳しくはgooブログで
この漢字十文字はファンが多い。古いところでは白隠さん、良寛さん。近代では芥川竜之介、現代では相田みつを。という具合だけど、原作者は不詳。わからないことはわからないのが真実だけど、言葉の背景はgooブログで
芭蕉の句に添えた、鈴木大拙のことば。鈴木大拙博士は令和四年夏の時の人になりつつあるけれど、それに気がついている人はそう多くはない。どういうことか。詳しくはgooブログで
いやな事が続く今だけど、読んだだけでスッキリするような言葉を9月のことばとしました。くわしくはgooブログで
歌人が古典の替え歌をつくると、こうなる。詳しくはgooブログで
みんなちがって、みんないいのだが、今この時にこの歌をかかげたのは、深いわけがあります。深いわけはgooブログで!
「なんて月日の流れは早いのだろう」とお嘆きの方におくる「生死事大、無常迅速、光陰可惜、時不待人」の現代語訳。詳しくはgooブログで
仏教書としては空前のベストセラーを記録した『般若心経入門』の著者、故松原泰道師の言葉らしいのですが、著名な仏教学者である故奈良康明師が神道学者との対話で紹介していた言葉です。何か奧が深そう!詳しくはgooブログで。
節分の掛け声は一般には、「福は内、鬼は外」。しかし、「鬼は外」のみを連呼する神社や、「鬼は内、福は内」と唱える寺院もあるようです。詳しくはgooブログで
檀家さんから年忌法要の依頼をうけて、あの頃がまざまざと帰ってくる。まさしく、坊主根性のgooブログ
旅立つということは、別れの季節でもあります。詳しくはgooブログで
分けると軽くなるもの? 荷物。仕事。それから……。詳しくはgooブログで
前世は日本人ではなかったかと思うほど(前世来世の存在は別にして)、正しく深く日本を理解しているカナダ人の言葉。詳しくはgooブログで
「お経をよんでもつかめはしない」とはじまる言葉はすこし刺激的です。その背景は!詳しくはgooブログで
谷崎潤一郎は「夏など、まだ明るいうちから点灯するのは無駄である以上に暑くもある」。そう書いてもいる。これを読んでから、夏の夕方のLED電球が暑苦しく感じられるようになったから、さすが文豪。詳しくはgooブログで!
秋彼岸の言葉は、見つけたばかりで、今年の夏と同様にホット。さて、どこで見つけたか。探したか!詳しくはgooブログで。
9月まで、NHKテレビ朝ドラのモデルとなった植物学者の言葉。いつも旬のことばを見つけてくる(と思っている)私としては、ドラマ放映後での登場となりました。詳しくはgooブログで
11月の言葉は、言葉自身がピカピカ光って、目の前に現れてくれたので、使わないわけにはいかない名句です。詳しくはgooブログで
東奔西走のご活躍だったから、読んだ気になって、聴いた気になっているけれど、読みもしてないし聴いてもいない寂聴尼の第一句集から。詳しくはgooブログで!
コスパ(費用対効果)などとせちがらい言葉がのさばる今だけど、無駄と思われることに熱中する時空について考えます。詳しくはgooブログで
お婆さんがいいました。「どうやって、終わるか。それが心配で」。「だいじょうぶ!みんなやっていることだから」。これってどういう会話?詳しくはgooブログで。
春にふさわい言葉を三月にかかげました。金子大栄(1881~1976)師の言葉らしい。「らしい」と書くのは、またまた孫引きだからです。詳しくはgooブログで
お釈迦さまの誕生日はキリストさまのクリスマスに比べて、地味で知らない人もおおい。やはりお釈迦さまの誕生日にはサンタさんがいないから、盛りあがらないのか。僧侶たるもの、4月には声を大きくして「花まつりだー」と叫ばなくては、詳しくはgooブログで
京の五条大橋の下でホームレスをしていたのは、若き日の大徳寺開山、大燈国師。美濃の山奥で牛飼いをしていたのは妙心寺開山、関山慧玄禅師。禅にはホームレスの系譜があるのです。詳しくはgooブログで。
歌人の永田和宏さんは本拠地が京都だ。「富士の高嶺に降る雪も京都先斗町に降る雪も雪に変りはないじゃなし」という流行り歌もあったけれど、京都の春雨と東京の春雨はちがう、というのは金田一春彦さん。どうなっているのだ。詳しくはgooブログで
前月は「雨に濡れていこう」だったから、今月は「雨は何色」。詳しくはgooブログで
熱いと言っても涼しくはならないのだけど、熱さを防ぐ方法のひとつを教えましょう 詳しくはgooブログで
先住職から引き継いで、この掲示板を担当するようになって、18年。はじめてのオリジナル。つまり自分で考えたことばです。これまでが考えて無いというわけではないけれど、詳しくはgooブログで
9月に続いて、お寺の掲示板大賞に関する話題です。詳しくはgooブログで
待望の(誰も待ち望んでない)花岡博芳著『またまたおうちで禅』の出版です。その中から名句を紹介します。今月は『臨済録』から。そんな、難しい本なんか見たくない。というあなた。やさしく禅を書きました。詳しくはgooブログで
「師走だというのに旅姿」。そんな寂しい句に思えるけれど、ほんとうはルンルンな句ではないか。詳しくはgooブログで