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経文『四弘誓願』には村上春樹の現代語訳もあったのだ

2月はお釈迦さまが入滅された涅槃会(二月十五日)の月です。だから、基本にもどって仏教徒の四つの誓いのことば(四弘誓願)です。原文では工夫がないから詩人の伊藤比呂美さんの現代語訳をご紹介しましたが、意外にも作家の村上春樹さんも翻訳していました。くわしくはここ (gooブログに移ります

2017年02月01日

釈尊 降誕会のことば

釈尊降誕会にふさわしい言葉を経典から引用してもつまらない。禅の語録ではショッキングすぎる。俳句では似合わない。それで、探しあてたのが明治41年に作られた『花まつり行進曲』の一節。ちょっと愉快な一節です。ここ(gooブログに移動します)

2017年04月07日

お盆の願いは

8月は月遅れのお盆です。お盆には「開甘露門」というお経をよみます。「開甘露門」の結句近くに普回向とよばれる一節があります。書き下せば「願わくはこの功徳を以て我らと衆生と皆共に仏道を成せんことを」となります。それだけではよくわからないので、超訳してみました。ここ(Gooブログへ移動します)

2017年07月03日

一大事と申すは

七月に続いて、正受老人の言葉です。正受老人は臨済宗中興の祖と仰がれる白隠禅師のお師匠さまです。でも、白隠は二十四歳で信州飯山の正受庵を後にして生涯再び訪れることはなかった。不思議ではないですか。ここ(Gooブログへ移動します) 

2017年08月30日

あかあかや

鎌倉時代の明恵上人の絶唱です。くわしくはここ(gooブログに移動します)

2017年10月30日

俳句自体ではなく

本年最初の言葉は句自体ではなくて、それを知った過程から句とは別のことを学びました。結局のところ、人の言い伝えでなくて、この眼でみて確かめなければ本当のところはわからない。という予想外のことは、gooブログで

2017年12月18日

中学生の詩から

読売新聞「子供の詩」欄に掲載されていた詩ををよんで、丸谷才一氏が『国語教科書批判』で「子供に詩を書かせるな」と述べているのを思い出しました。詳しいことはgooブログで

2018年02月25日

花まつりの子規の俳句

お釈迦さまの降誕会によせた子規の俳句。4月8日は虚子忌でもあり、その五日後は啄木忌です。啄木忌の寺山修司の俳句もおまけに紹介しました。詳しいことはgooブログで

2018年04月02日

人は口の中に斧をもって生まれている

「人は口の中に斧をもって生まれてきている」という経典の一節があります。でも、今の人は「斧」といっても、電気ノコギリの親戚くらいにしか思わないから、怖さが伝わらないのではないだろか。詳しいことはgooブログで

2018年05月02日

追悼の夏の言葉は

昨秋、新聞報道されてその存在が明らかになった詩の一部を紹介します。作者は映画監督の大島渚さんです。詳しくはgooぶろぐ

2018年07月03日

敬老の日にちなんで

9月17日は敬老の日、ハッピーマンデーとやらで毎年変動するようになってから、少しばかり存在感が薄れた日にちなんで。百九歳まで生きた大西良慶和上のことばだから説得力がある?。詳しくはgooブログで

2018年09月01日

行く年しかたないねていよう

渥美清さんの俳号は風天。風天は古代インドの風の神さま。そして、禅の語録・『臨済録』にも出てくる言葉です。いったい寅さんは何歳まで風天をやっていて、臨済禅師も何歳まで風天だったのか。詳しくはgooブログで

2018年11月30日

降誕会のうた

4月8日は花まつり、お釈迦さまの誕生日です。お釈迦さまの生誕で有名な句といえば、「天上天下、唯我独尊」。この句の意味となると難しい。難しいけれど、てっとりばやく教えてくれる会津八一の歌をしりました。詳しくはgooブログで

2019年03月30日

10連休に背を向けたへそ曲がりの言葉

10連休とかでどこかへ出かけるかたも多いでしょう。そこで「どこへも行かない」、どこへ行っても「たいして変わらない」という、へそまがりな言葉を五月のことばとしました。詳しくはgooブログで

2019年04月25日

雨を着る

梅雨6月のことばは、大徳寺開山・大灯国師の洒落た道歌をひとつ。詳しくはgooブログで

2019年05月29日

一点の偽りもなく青田あり

前月(6月)に大徳寺開山・大灯国師の「雨を衣に」の歌を紹介したら、金田一春彦著『ことばの歳時記』に春雨を題材した面白いウンチクがあると教えてくれた知人がいました。そこで、今月は「ことばの歳時記」に載っていた青田の俳句です。詳しくはgooブログで

2019年06月29日

これまでで一番短い言葉

伝道掲示板の一年を振り返れば、前半は七五調が多くて、その反動から後半は長文の散文が多かった。で、今年最後の言葉は漢字で5文字。詳しくはgooブログ

2019年11月30日

初日のうた

初日の歌の作者は、上皇后さま。この歌が作られた背景をちょっと想像してみました。詳しくはgooブログで

2020年01月02日

降誕会の一茶の句

四月八日は釈尊降誕会の花まつり。花まつりのことばは金田一春彦氏の名著『ことばの歳時記』から、まるまる拝借してしまいました。詳しくはgooブログで

2020年04月01日

本当は良寛さんのことばにしようと思ったのだけど

本当は、良寛さんの「災難に逢う時節には、災難に逢うがよく候。死ぬ時節には、死ぬがよく候。是ハこ災難をのがるる妙法にて候」にしようとおもったのだけど、ちときつすぎる。それで、見つけたのが現代の人気経済学者のことばでした。詳しくはgooブログ

2020年05月01日

二宮尊徳って誰?

幼名は金次郎、長じて尊徳とあがめられた二宮翁は戦前教育のシンボルとして、ある時はお手本としてもてはやされ、ある日を境にして、いまわしい時代の象徴にされてしまった不幸な人物です。「植木」を「薬」、「雑草」を「ウィルス」と読み替えてみると、きわめて今日的です。詳しくはgooブログ

2020年05月31日

断捨離しないのは信頼の証

巣ごもりで断捨離に精を出した方も多いでしょう。でも、捨てないのも「信頼の証」、というフレーズを小説にみつけました。詳しくはgooブログ

2020年07月04日

六月の風

いろいろな売り物、買い物があるけれど、暴風雨ではなくて気持ちよい涼風を売っていたら、買いますか?詳しくはgooブログで

2021年06月01日

『おうちで禅』は、一話読み切りの四十のお話がつまった本です。

四百字詰め原稿用紙7枚の短い話題は、どれもこれも、独立した話しだから、どこから読んでも面白い。そして、おのおのの文を総括する名言名句を各項目の冒頭に掲げました。しばらくの間、伝道掲示板にも、『おうちで禅』のことばを紹介していきましょうか。いってみれば、「あとがき」の「あと」。詳しくはgooブログで。

2021年06月29日

月遅れのお盆のことば

令和3年7月15日に春陽堂書店から発売された『おうちで禅』より、お盆にふさわしい言葉を探したら、なぜか中島みゆきの『誕生』という歌に行きついてしまったいきさつはgooブログ

2021年07月01日

また、しつこく『おうちで禅』から

令和3年7月15日に春陽堂書店から発売された『おうちで禅』より、八木重吉の詩。便利な世になって、重吉の第一詩集の初版本がおうちで見られる。よくよく見たところ……。詳しくはgooブログ

2021年08月31日

まだまだ、しつこく『おうちで禅』から

中国は唐の時代の詩人、陶淵明は念仏の寺へ入門しようとするけれど、門前に建てられた「不許葷酒入山門(酒飲みは入っていけない)」の看板をみて、引き返したという。そんな詩人の名句をめぐって。詳しくはgooブログ

2021年10月05日

それでも『おうちで禅』から

もみじの季節に良寛辞世の歌を。良寛辞世の「うらを見せおもてを見せてちるもみじ」は以前にご紹介したから、もう一つの辞世を。良寛さんはいったい幾つのわかれの歌を遺したのか。詳しいことはgooブログ

2021年10月29日

なぜ、鐘をつくのか

今年も、除夜の鐘はつけません。ところで、何で鐘をつくのか。そして、除夜の鐘は百八つくのは、煩悩を払うため?いやいや、ちがう。そんなことも教えてくれるのが『おうちで禅』。詳しくはgooブログで。

2021年11月22日

一冨士 二鷹 三なすび

めでたい初夢は、初夢は一富士・二鷹・三なすび、なんだそうだ。江戸時代の有名な狂歌師がよんだ歌を掲げて、新しい年のはじまりとします。詳しくはgooブログで

2021年11月22日

仏はつねにいませども

お彼岸の3月の言葉は、『梁塵秘抄』からよく知られた一節です。現代語訳は、平安人が夢に抱いていた思いを重視すると、こうなるという住職訳。詳しくはgooブログで

2022年02月27日

花は誰のために開くか

4月8日はお釈迦さまのお生まれになった降誕会。花まつりでせす。そこで、花にちなんだ禅の語録のことばへの、西村恵信師の解説を今月のことばとしました。詳しくはgooブログ

2022年04月01日

捨てない

「捨てる」が流行れば、その反動で「捨てない」が出てくるのは世のならい。でも、仏教は「捨てる」をテーマにしていたのでは!詳しくはgooブログ

2022年05月31日

ファンが多い十文字の漢詩一句

この漢字十文字はファンが多い。古いところでは白隠さん、良寛さん。近代では芥川竜之介、現代では相田みつを。という具合だけど、原作者は不詳。わからないことはわからないのが真実だけど、言葉の背景はgooブログで

2022年06月30日

無常迅速の現代語訳

「なんて月日の流れは早いのだろう」とお嘆きの方におくる「生死事大、無常迅速、光陰可惜、時不待人」の現代語訳。詳しくはgooブログ

2022年11月29日

新年から原典不明の孫引きのことばです

仏教書としては空前のベストセラーを記録した『般若心経入門』の著者、故松原泰道師の言葉らしいのですが、著名な仏教学者である故奈良康明師が神道学者との対話で紹介していた言葉です。何か奧が深そう!詳しくはgooブログで。

 

2022年12月18日

正体不明な人のことば

前世は日本人ではなかったかと思うほど(前世来世の存在は別にして)、正しく深く日本を理解しているカナダ人の言葉。詳しくはgooブログ

2023年05月30日

クイズです。「陰翳礼讃」と書いてなんと読むか

谷崎潤一郎は「夏など、まだ明るいうちから点灯するのは無駄である以上に暑くもある」。そう書いてもいる。これを読んでから、夏の夕方のLED電球が暑苦しく感じられるようになったから、さすが文豪。詳しくはgooブログで!

2023年07月17日

秋彼岸の言葉

秋彼岸の言葉は、見つけたばかりで、今年の夏と同様にホット。さて、どこで見つけたか。探したか!詳しくはgooブログで

2023年08月28日

旬ではないけれど

9月まで、NHKテレビ朝ドラのモデルとなった植物学者の言葉。いつも旬のことばを見つけてくる(と思っている)私としては、ドラマ放映後での登場となりました。詳しくはgooブログ

2023年10月01日

種まきは新春がふさわしい

コスパ(費用対効果)などとせちがらい言葉がのさばる今だけど、無駄と思われることに熱中する時空について考えます。詳しくはgooブログ

2023年12月26日

4月8日はお釈迦さまの誕生日だ!と叫ばなくては

お釈迦さまの誕生日はキリストさまのクリスマスに比べて、地味で知らない人もおおい。やはりお釈迦さまの誕生日にはサンタさんがいないから、盛りあがらないのか。僧侶たるもの、4月には声を大きくして「花まつりだー」と叫ばなくては、詳しくはgooブログ

2024年04月01日

禅にはホームレスの系譜がある

京の五条大橋の下でホームレスをしていたのは、若き日の大徳寺開山、大燈国師。美濃の山奥で牛飼いをしていたのは妙心寺開山、関山慧玄禅師。禅にはホームレスの系譜があるのです。詳しくはgooブログで

2024年05月01日

「濡れていこう」の元祖は誰だ

歌人の永田和宏さんは本拠地が京都だ。「富士の高嶺に降る雪も京都先斗町に降る雪も雪に変りはないじゃなし」という流行り歌もあったけれど、京都の春雨と東京の春雨はちがう、というのは金田一春彦さん。どうなっているのだ。詳しくはgooブログ

2024年05月31日

オリジナルははじめて。なぜか

先住職から引き継いで、この掲示板を担当するようになって、18年。はじめてのオリジナル。つまり自分で考えたことばです。これまでが考えて無いというわけではないけれど、詳しくはgooブログ

2024年08月25日

出ました!『またまたおうちで禅』

待望の(誰も待ち望んでない)花岡博芳著『またまたおうちで禅』の出版です。その中から名句を紹介します。今月は『臨済録』から。そんな、難しい本なんか見たくない。というあなた。やさしく禅を書きました。詳しくはgooブログ

2024年11月01日